水槽の左半分に茶色く枯れているように見えるのがウィローモスであり、右半分は新たに入れたウィーピングモスである。YouTubeなどを観ているとほったらかしにしていてもウィローモスが緑色鮮やかに勝手に増えていくという人も多いようである。羨ましいところだが、今回はそんなウィローモスについて考えてみたい。
我が家の水槽ではハイグロフィラ・ポリスペルマやニードルリーフ・ルドウィジアなどの水草は少しずつだが成長しており、環境はそれほど悪いというわけでもなさそうに思える。水質調整剤としてテトラの「CO2プラス」や「フローラプライド」を使用しているのも水草やモスにとってはプラスの要素だと言える。
ウィローモスは水生のコケで、それほど強い光を必要としない。上記のように他の水草が成長していれば十分だと思われる。我が家の30cm水槽には魚が入っていないため人工飼料などの餌をあげていない。そのため窒素やリンの栄養素は少なめと言える。
窒素やリンが少ないことがうまく育たない原因かとも思ったが、魚に餌をあげていて窒素とリンがそれなりにあるボトル水槽でもウィローモスは溶けてなくなった過去がある。そんな中で気になったのが硬度である。
ウィローモスは硬度が高いとうまく育たないという情報をネットなどで見ることができる。総硬度を試薬で調べてみようかと思ったがテトラの総硬度(GH)試薬は販売を終了したのかどのショップにも在庫がない。そこで水道から出る水の水質結果の情報から硬度を知ることにした。
GEXのサイトでは全都道府県別の水道水の硬度とpHを知ることができるページがある。この中から自分の住んでいる地域の浄水場を選ぶことで硬度とpHが分かる。その他にもGoogleで浄水場について検索してみると最新の水質調査結果が出てくる場合もある。
私が住んでいる地域は硬度が50~60mg/L、pHは7.3~7.5のようである。硬度は少し高めの軟水で弱アルカリとなる。日本において硬度は低い地域だと20mg/L未満、高い地域だと100mg/L以上になるので私の地域は中間ぐらいと言え、明らかに硬度が高いというわけでもなかった。
以前紹介した「WISELABOの試験紙」で調べてみてもGHとpHは大体同じような結果である。この少し高い硬度がウィローモスのうまく育たない理由と言えるかははっきりとは分からないが、ウィローモスは硬度が低い環境を好むのは確かである。そんな中で水の硬度を下げる商品というのも存在する。
GEXだと「MeGreen 水草を育てる 軟水化パック」という商品で、カルシウムやマグネシウムを吸着して水の硬度を下げてくれる。この商品の説明欄には硬度が50mg/Lを上回ると水草が育ちにくく、水草が育ちやすい硬度20mg/L以下の環境に整えようと記載されている。
硬度を下げる方法としてRO水を利用する方法もある。RO水は逆浸透膜(RO膜)で不純物や有害物質を分子レベルで除去した水のこと。以前、海水の水槽を維持していた時にはRO水を使用していたが、器材はすでに手元になくて今回は積極的に使う予定は今のところない。
水道から出る水を使って元気に育てられる水草やモスを選んでいく方針でよいかなと思っている。ウィローモスについては半分諦めているが、今は水槽の右半分にウィーピングモスが1カップ分入っていて、その成長を見守りたい。同じ結果になるかもしれないが、ウィローモス以外のモスも試していく予定だ。
2026/3/27
カテゴリー「水槽」